自律神経失調症の方へ
最近、不眠症やめまい、動悸などの症状をお持ちの患者さんが増えています。
今回は、不眠症やめまい、動悸などの症状と深く関わっている自律神経について書いておきます。
□自律神経とは
身体を起こす・動かすときに働く交感神経と
身体や休ませる・消化の時に働く副交感神経に分けられます!
運動した時には心臓から血液を全身に送るよう調節したり
暑すぎる時は、汗を出して体温を下げようとします。
この二つの神経がバランスを取りながら身体の状態を一定のバランスに整えてくれています!
自律神経は、感情とも繋がっているのですが
恐怖や怒り、不安・イライラなどは交感神経が活発に働いてしまいます!
逆に嬉しいや悲しいなどの感情は、副交感神経が働きます!
バランスが崩れてしまうと…
バランスを崩してしまうと
頭痛・首肩コリ・不眠・食欲不振・吐き気・めまい・ふらつき・耳鳴り・呼吸のしづらさ・動悸・微熱・多汗・倦怠感などのさまざまな症状がおこります。
現代は、ストレスが多く、学校や職場の人間関係や住む環境・生活習慣の乱れ
スマホやパソコンの見過ぎも原因に、、、
乱れないようにするためには
●生活習慣を見直すこと
睡眠や食事、仕事、プライベートの時間など
日中の過ごし方やスマホパソコンのスクリーンタイムを確認したり
偏った生活習慣があれば見直すいい機会ですね!
●ストレスの発散
ストレスを抱え込みすぎると自律神経も乱れやすくなります。
悩みや不満を溜め込んだままにしないことや家族や友達と話すこと
瞑想や呼吸法、休日に出かけたり、身体を動かしたりするのも一つですね。
●症状がきつい・何しても変わらない方は専門家に相談も選択肢に
- 筋肉を緩める施術
首周りの筋肉をしっかり緩める必要があります。
自律神経の多くが首元に集まっていると言われていて筋肉が硬くなってしまうと自律神経を圧迫し交感神経、副交感神経のバランスが崩れてしまいます。
細かく分かれた筋肉を一つ一つ触り分け確実に緩めていき、自律神経にかかる負担を軽減していきます。
- 呼吸の質を高める
人が唯一自分の力で自律神経を整えてあげることができるのが呼吸になります。
吸うときに交感神経、吐くときに副交感神経が働いています。
姿勢不良により肋骨のバランスが崩れ肺を圧迫してしまった、筋緊張により呼吸を補助している筋肉がうまく働かないことにより呼吸の質・量は低下しています。
呼吸の質を高めることにより深呼吸をした際に、しっかり酸素が身体をめぐるようになり酸素濃度が高まり、よりリラックスしやすい身体に変化していってくれます。
- 必要に応じた鍼やお灸
人間の身体にはいくつものツボがあります。
鍼では手の届きづらい奥深くの筋肉に刺激を入れ血行不良を改善しより緩めやすくしていきます。
お灸では足にある失眠(不眠)や手にある合谷(腸の不調や頭痛)
胃の六ツ灸やお腹にある中脘 ・天枢(胃腸の不調) などに刺激をあたえ症状を改善していきます。